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パラフレーズ(英語言い換え)で英会話と英作文が劇的に上達する理由とそのポイントは!

パラフレーズという言葉をご存じでしょうか。

パラフレーズとは、言い換えのことを意味します。

英語の言い換えということは、ちがった単語やフレーズ

ですぐに言い換えることができることです。

そこで今回は、パラフレーズを使うメリットと理由について紹介したいと

思います。

パラフレーズのメリットは

パラフレーズのメリットは「英語脳」になるための訓練ができると

いうことです。

英語脳とは、日本語に変換する作業をせずに、英語のまま理解することです。

いちいち日本語の表現を当てはめようとするとそこで思考がストップ

してしまうことがあります。

しかし、パラフレーズで同じ言葉や表現を得ていくことは英語のまま

理解することになります。英英辞書や類語辞典をどんどん使ったりして、

日本語を介入させない癖をつけると、英作文や英会話に劇的

に役立つのです。

それが英語脳になっていくための大きなメリットとなります。

パラフレーズが流暢だと、ビジネスシーンでもコミュニケーション

がスムーズに行えます。

まとめると

・同じ単語や表現を繰り返して使わないで済む

・文章や会話をより知的なものにできる

・理解していることを伝えコミュニケーションを円滑にする

というメリットになります。

パラフレーズの具体例は

パラフレーズのやり方や具体例一覧は以下の通りです。

代名詞への言い換え

単語や言い回し自体の言い換え

構文の言い換え

順番に見ていきましょう。

代名詞への言い換え

一番簡単なパラフレーズは、名詞を代名詞に言い換えるものです。

I wanted to buy a book, and then she bought “the book”.

→私は本を買いたかった、そしてそのあと彼女が「その本」を買った。

この場合、bookについている冠詞は「the」ですから、私が買いたかった本と、

彼女が買った本は、世界に1つしかない同一の本を指しています。

この文章をパラフレーズすると、以下のようになります。

I wanted to buy a book, and then she bought “it”.

パラフレーズした文章は、bookを2回言わないことで、くどさが

なくなりスマートな印象になりました。

可算名詞でまったく同じものを指すときは、「it」に置き換えられる

ことを覚えておきましょう。

I need a pen. Could you lend me a pen?

→ペンが必要です。貸してもらえますか?

この場合、ペンについている冠詞は「a」ですから、ペンで

あれば何でもOKという意味です。

パラフレーズすると以下のようになります。

I need a pen. Could you lend me one?

まったく同じ物ではなく、「同じ種類のものであればどれでも」

と言いたい場合は、「one」を使いましょう。

「one」が使いこなせると、初心者から一歩前に進んだ感じがあります。

単語や言い回し自体の言い換え

難しい単語や言い回しを知らなくても、知っている単語で言い換えられれば、

コミュニケーションは成立します。

パラフレーズを使えば、難しい表現や硬い表現を知らなくても、

自分の思いを相手に伝えられるので便利です。

たとえば、「レストランの予約をしたいのですが。」と言いたいとき、

丁寧に言おうとすると、以下の表現を使います。

「I would like to make a reservation at a restaurant.」

以下のように、さらにシンプルに簡単な表現で伝えることもできます。

「I want to book a table at a restaurant.」

「I want to reserve seats at a restaurant.」

「would like to」を「want to」に言い換えるだけで、文が短くなるので

スッキリした印象になります。

「予約する」は、「make a reservation」でなくても、

「book a table」や「reserve seats」など比較的簡単な言い方で表現できます。

英会話は相手に伝わるかどうかが重要です。

構文の言い換え

日本語から英語に訳すと、どうしても主語が長くなってしまったり、

まどろっこしい言い方になってしまいがちですが

いろいろな構文を知っていれば、スマートに表現できます。

たとえば、「優勝は、これまで優勝したことのない日本人によって勝ち取られた」

を英語にする時、初心者は以下のような文章をつくりがちです。

The championship was won by the Japanese athlete who has never won it before.

日本語から英語に直訳しようとすると「~された」という日本語につられて受動態に

しがちですが、以下のように能動態にした方が主語が短くなるぶんラクに文章を作れます。

The Japanese athlete won the championship for the first time.

でシンプルになります。

長い文章を短く要約することで、パラフレーズの力がつきます。

要約するときの注意点は、元の文章にある単語や言い回しを

そのまま使わないことです。

当たり前ですが、意識的に違う表現に言い換えることで、

パラフレーズの力がついていきます。

<文章や会話をより知的なものにする例>

My sister gave birth.

→ My sister became a mother.

”出産した”と直接的に言うよりも、”母になった”と言うほうが子どもを

持った嬉しさが表現できています。

Without the Internet, the way of living would be definitely different.

→ The Internet has changed how we live.

There are so many things that happen in our life.

→ Life is a journey.

文頭でかっこよくするパフレーズは

文頭に使わない方がよい単語というのがあります。

これは、文法的にまちがっているということでは

なく、英語に慣れている人がみたときに、「なるほど」

とおもわせる文頭の接続詞です。

書く場合に文頭に使わない方がオススメな単語が三つあります。それらは:

And、 But、 So です。

これらは、今までのン十年の人生の中で普通に使ってきたけど?

と思う人が多いかもしれません。

「英語の教科書の本文とか、この3語が文頭に普通にあったような?」

ええ、確かにそうかもしれませんが、私たちが目指すものが

洗練された英文が目標であることを考えるに、ここは一つ、

格調を上げるためにも上の3語を使わないに心掛けて

て言い換えをしてみたいと思います。

その代わりに文頭に使える語(句)を挙げておきます。

And → Moreover、Furthermore、In addition、Additionally

But → However、Nevertheless、Yet、On the other hand

So → Therefore、Consequently、Hence、For this (these) reason(s)

という言い換えをつかってみたいと思います。

英語は繰り返しを異常に嫌う

言い換えでポイントとなるのは、英語は、

繰り返して使うことをとくに避けることが

いわば、ルールとなっています。

今回取り上げる表現は3つです。

that、those / the one(s)(それ、それら / もの・人)

the former / the latter(前者 / 後者)

counterpart(対応する人、もの)

いずれも単語の難易度は全く高くありませんが、自分が使いこなせるように

なるには、それなりの知識と練習が必要になりそうです。

that、those / the one(s)

The paintings in this room look quite similar to those in the remote region.

(この部屋の壁画は、離れた地域にある物と極めてよく似ている)

paintinsの繰り返しを避けてthoseに。the onesも可。

Cameras today are more sophisticated than the ones of 10 years ago.

(現代のカメラは10年前の物よりずっと高機能になっている)

camerasの繰り返しを避けてthe onesに。thoseも可。

that、those、the one(s)は、いずれも既出の名詞の代わりに

使うことが可能ですが、the oneを不可算名詞の代わりに使うことはできません。

○ Traditional music in Asia contrasts with that in Europe.

☓ Traditional music in Asia contrasts with the one in Europe.

(アジアの伝統音楽はヨーロッパのものとは極めて対照的だ)

the former / the latter

The Black Diamond apple and the White Ghost apple

are two breeds of the fruit, the former being cultivated

in the Tibetan region of Nyingchi, the latter being developed

by Zaiger(’s) Genetics.

(ブラックダイヤモンド・アップルとホワイトゴースト・アップルは

2つの品種の果実であり、前者はチベットのニンティ地区で栽培され、

後者はザイガージェネティック社によって開発された)

これまでとは少し趣向を変えて、Twitterの「キーワード検索」窓に

「the former the latter」と入れて探してみました(で、空腹だったもので、

こういうツイートを例文に選んでしまいました)。

赤字のthe Black Diamond appleとthe former、青字の

the White Ghost appleとthe latterが、それぞれ呼応しています。

counterpart

The French president talked to his Hungarian counterpart.

(フランス大統領は、ハンガリー大統領に話し掛けた)

talked to the Hungarian presidentの代わりにcounterpartを

使うと、こんな感じになります。「異なる組織や国などで役割や

機能が同等の人やもの」を表すcounterpartをスムーズに

自分で書けたり言えたりすると、ずいぶんと言葉が引き締まりますね。

https://www.bizmates.jp/blog/paraphrase/

パラフレーズを習得する方法は

新しい語彙とすでに知っている語彙を関連づけることです。

新しい英語の語彙を学んだ際は、日本語で意味を確認する他、すでに

知っている英語の語彙と関連づけて覚えるのもオススメです。

たとえば、「delighted(=とても嬉しい)」という表現を学んだとしましょう。

日本語で「とても嬉しい」と訳してしまえばそれまでですが、英英辞典を

使ってすでに知っている語彙と結び付ければ、喜びの程度や言い換え表現も学習可能です。

英英辞典で「delighted」は「very pleased and happy」と解説されています。

つまり、「delighted」は「pleased」や「happy」よりも嬉しいときに使うことがわかります。

また、こうして覚えれば、次回「pleased」や「happy」の単語を見たときに

「delighted」を思い出すきっかけにもなり、新しい語彙が定着しやすくなるはずです。

パラフレーズを取り入れる際の注意点

パラフレーズを取り入れる際の注意点は下記の通りです。

まずは基本単語・表現を身につけるべきです。

英語初心者や英語学習をはじめたばかりの方であれば、

まずは相手に言いたいことが伝わるレベルを目指して基本表現の習得を優先しましょう。

パラフレーズによる言い換えはそのあとでも十分です。

先ほどの例で言えば、「make a resaervation」や「book a table」「reserve seats」

のどれかを知っていれば、ホテルやレストランを予約できます。

反対に、どの表現も知らなければ予約はできません。

まずは、自分の言いたいことが最低限伝わるように基本表現を

覚えていくことが大事です。

同じような表現でもニュアンスが異なる場合もあるので注意が必要です。

たとえば、

should(~すべき)

had better(~したほうがよい)

日本語訳からすると「should」のほうが「had better」より

強い印象を受ける方も多いはずです。

ですが、実際はその逆です。

「had better」は「you」を主語にした場合

「~したほうがよい(しないとひどい目に合う・まずいことになる)」

のような忠告や脅しのニュアンスを含みます。

パラフレーズだからと言って、すべてがまったく同じ意味で

使われるわけではありません。

より高度にパラフレーズを使いこなすためには、ニュアンスの

違いまで頭に入れておく必要があります。

そのため、ニュアンスまでしっかり確認するためには、オンライン英会話などを

活用して講師に指摘してもらうことが有効です。

まとめ

日本語と英語は根本的に違う言語です。

いちいち日本語の表現を当てはめようとするとそこで

思考がストップしてしまうことがあります。

しかし、パラフレーズで同じ言葉や表現を得ていくことは

英語のまま理解することになるので、劇的に英語力を伸ばすことに

役立ちます。

英英辞書や類語辞典をどんどん使ったりして、日本語を介入させない

癖をつけることがポイントだと思います。

英語の無生物主語構文の使い方と言い換えのポイントとなる動詞の一覧は!

 

 

プロフィール


Yoshi

英語が苦手だった50代のおじさんが一念発起して英語学習を再開しました。もちろん留学経験とか全くないおじさんが今ではふつうにリスニングや会話ができるようになりました。ちなみにTOEICもこの年で900点を突破しました。このブログではもともと英語が苦手だったおじさんが英語が好きになった過程と教材そして情報を提供しています。

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