ビル・ジョイ法則のスピーチで英語ヒアリング習得に役立たせる方法とは!
ビル・ジョイという人物をご存じでしょうか。
ビル・ジョイは、UNIXオペレーティングシステムの開発に一役買い、
Sun Microsystemsを共同設立したトップクラスのコンピューター科学者です。
彼は現在、組織内の専門知識の分布について「ジョイの法則」と呼ばれる
重要な洞察を定式化しました。
そして、このビル・ジョイの英語のプレゼンテーションが
英語の勉強だけでなく、内容的にも勉強になることが
多く話題となっています。
そこで、今回は、ビル・ジョイ氏のスピーチを題材として
英語の勉強法について調べてみました。
Contents
ビル・ジョイの法則とは
そこで、まず世界的に評判となっている
ビルジョイの法則について要約してみたいと
思います。
それは、
誰であれ、優秀な人たちの大半は他の誰かのために働く。
すべての分野で最も優秀な人たちはたいてい自分の会社にはいない。
世界で最も優秀な人たちが私たちのために働くとは限らない。
彼らのほとんどは他の誰かのために働く。
という理論ですが、今回紹介するビル・ジョイのスピーチは
英語を学ぶ我々にとってもとても英語教材といしても
とても参考になるので紹介してみたいと思います。
ビル・ジョイ英語スピーチの内容
What technology /can we really apply/ to
reducing global poverty?
We started looking/ at things like death rates/ in
the 20 th century.
You’d think/ maybe antibiotics made more difference
/than clean water.
but it’s/ actually the opposite.
And so very simple things – off the shelf technologies.
we dealt with/ the problem /of an individual/ abusing another
individual.
We came up with something – Ten Commandments
That’s/ a kind of a one on one thing.
We organized into cities. We had many people.
And to keep /the many form tyrannizing the one,
we came up with concepts/ like individual
and then, to have to deal with large groups,
say, at the cation state level, and we had to have mutual
non- aggression, or through a series of conflicts, we eventually
came to a rough international bargain to largely keep
the peace.
But now/ we have a new situation, really what people call
an asymmetric situation, where technology/ is so powerful
that it extends/ beyond a nation state.
It’s not the nation states /that have potential access to mass
destruction, but individuals.
We saw genome sequences.
And you know, and the troubling thing is that
it’s much easier to do something bad than to defend
against all possible bad things.
so the offensive users really have an asymmetric advantage.
It was quite a compelling experience but not really I suppose,
a surprise to someone who’d had his room full of the books.
So after giving up on the book – and I had the great honor
to be able to join Kleiner Perkins about a year ago, and
to work through venture capital on the innovative side.
Things where, you know, a factor of 10 differences can
make a factor of 1000 difference in the outcome.
ビルジョイのスピーチを翻訳すると
どんなテクノロジーが貧困から救うことができるのか?
我々は死亡率の計算から分析をはじめた。
綺麗な水よりも抗生物質のほうがこの問題を解決
したのかもと思うかもしれない。
しかしそれは逆です。
非常にシンプルなものはつまり規制のテクノロジーです。
デジタルテクノロジーが悪用される危険性を懸念するように
なった。
多数が一人をさまたげることがないように
そして大きなグループに対応するためには相互不可侵条約
をかわすことになった。
非対称とよばれるような時代となり、テクノロジーが強大な
力をもつようになった。
テクノロジーは民族国家以上の力をもつようになった
のだ。
民族国家が大規模破壊をもたらすのではなく、個人がその
危険性をもつようになった。
ビル・ジョイが使っている英語はシンプル
ビル・ジョイの英語スピーチをピックアップしましたが
英語自体はとてもシンプルであることがわかります。
シンプルな英語を何度も繰り返しています。
英語を英語としてとらえるためには、頭を英語脳に
していく練習が必要ですが、↑のスピーチをスラッシュで
区切って、英語の順番で理解する練習をしました。
これは、英語脳を作るための練習のひとつですが、
ビルジョイの英語は、カンマで区切って
英語をつないでいる文が目立っています。
ビル・ジョイのスピーチでヒアリングの勉強
ビル・ジョイのスピーチは、英語の発音のクリアさ
と単語の難易度からみても、我々日本人が英語のヒアリング
の勉強するのに最適だと思います。
難しい英単語があまり使っていないので、しっかりと英語の
構成と発音を聞くことができます。
上記に示したスラッシュリーディングの方法をヒアリングにも
活かせて、前から英語が理解していく練習がヒアリング習得
役に立つと思います。
まとめ
英語脳をつくることは、英語を英語のまま使うことを
目指すことです。言語の基本要素は単語・文法・発音の3つしか
ありませんが、この3つの中で日本人にとって一番重要かつ
克服しなければならないのが発音と同時にヒアリングです。
これを克服するポイントは、上記のように英文を語順通りに
理解するトレーニングを続けることができれば、
英語脳が作られ、そして強化されていきます。
ヒアリングマラソンはそのトレーニングを満たすコンテンツ
が含まれているので、まずは自分に合うかどうか試して
みるのもよい方法だと思います。