注目されていた9月英文FOMC声明について
注目されていた9月のFOMC声明が発表されました。
結果は金利の据え置きを決定しましたが、その声明の内容
についてまとめてみました。
今回のFOMC声明の要点
The Federal Reserve left short-term interest rates unchanged
Wednesday but signaled it still expected to raise them
before year-end.
Fed chairman Yellen offered an upbeat assessment
of the economic outlook.
Officials also pared down their estimates for long-run economic
growth as well as for the path of interest rates.
Policy makers now anticipate only one increase this year,
two next year and three in 2018 and 2019.
Fed fund futures, which reflect traders’ bets for future interest rates,
showed a 61% probability of a rate hike in December,
up from 59% ahead of the Fed’s statement.
Near-term risks to the economic outlook appear roughly balanced.
(日本語訳)
フェデラルリザーブは金利を据え置きましたが年内の利上げについて
強く示唆しました。
当局は長期の経済予想と金利予想を同時に引き下げました。
また金利引き上げ予想を今年一回にしました。
金利予想をベットするフェッドファンド先物は現在61%の利上げの
可能性を示唆しています。
日本語訳FOMC声明
委員会は最大限の雇用と物価の安定を促そうと努めている。
委員会は、金融政策姿勢の段階的な調整をもって、経済活動が
適度なペースで拡大し、労働市場の状況がさらに若干強まると
予想している。先のエネルギー価格の下落が一部原因となり、
インフレは当面低くとどまる見通しだが、エネルギー価格と
輸入物価の過去の下落がもたらす一過性の影響が消え去り
労働市場がさらに改善するにつれ、中期的には2%に向かい徐々に
上昇すると委員会は見込んでいる。経済見通しに対する当面の
リスクはほぼ均衡しているように見える。委員会は引き続き
インフレ指標と海外の経済および金融動向を注視する。