時事英語:ドミトリエフスキー化学工場(ロシア)火災の英語記事をスラッシュリーディングで解説
ロシア最大の軍事化学工場で大規模な火災が発生して
いるとの英語のニュース記事があります。
これについて、あまり日本では伝えられていませんが
その英語記事を取り上げて、スラッシュ・リーディング
と共に英文解釈してみたいと思います。
ドミトリエフスキー化学工場が謎の火災
The death toll in the massive fire/ that broke out earlier
/in the day/ at a sensitive Russian Defense Ministry research facility
/in the city of Tver has risen to seven/
after emergency crews battled the Thursday blaze/
throughout the afternoon, /state-run TASS reports.
The cause of the fire /is still either unknown /
or not being disclosed by Russian state agencies/ at this point,/
but now more questions are being raised/
as another mysterious large blaze has erupted,
this time at Russia’s largest chemical plant,/
a mere hours after the fire in Tver -/
the latter which had engulfed a facility belonging/
to the secretive Central Research and Development Institute/
of Aerospace Defense Troops. UK media is reporting /
on the latest mystery fire,/ which marks the 2nd in the day, as follows:
Huge plumes of smoke /were seen enveloping the Dmitrievsky Chemical Plant
late this afternoon. The cause of the fire remains unknown.
Almost 150 plant workers were reportedly evacuated.
The facility in Kineshma, /east of Moscow produces more industrial solvents/
than any other in Russia. It is less than 1,000km from the border with Ukraine.
翻訳
国営タス通信によると、トヴェリ市にあるロシア国防省の機密研究施設で
早朝に発生した大規模火災の死者は、救急隊員が午後を通して
木曜日の炎と戦った後、7人に上ったという。
火災の原因は、現時点ではまだ不明か、ロシアの国家機関によって
公表されていない。しかし、トヴェリでの火災からわずか数時間後に、
今度はロシア最大の化学工場で、別の謎の大火災が発生したため、
さらなる疑問が生じている。後者は、航空宇宙防衛部隊の秘密の
中央研究開発研究所に属する施設を飲み込んでいたものである。
英国のメディアは、この日2回目の謎の火災について、次のように報道している。
今日の午後遅く、巨大な煙がドミトリエフスキー化学工場を包んでいるのが
目撃された。火災の原因はまだ不明である。
約150人の工場従業員が避難したと報告された。
モスクワの東、キネシュマにあるこの工場は、ロシアで最も多くの
工業用溶剤を生産している。ウクライナとの国境から1,000kmも離れていない。
https://twitter.com/Telegraph/status/1517223922864955397?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1517223922864955397%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.zerohedge.com%2Fgeopolitical%2Flarge-deadly-fire-breaks-out-russian-defense-research-facility
And Western mainstream security analysts/ are also beginning /to muse over/
whether active sabotage could be behind two large Russian facilities /
going up in flames in one day.
As we noted earlier in relation to the fire /at the research facility in Tver,/
Russia has already been battling a string of forest fires -/
mostly in remote areas /including in Siberia,/
thus the spread of these fires/ impacting government or industrial facilities/
is a possibility; however, there’s been no word from Moscow authorities /
that the Thursday blazes are linked to this.
Adding to the mystery of the possibility /
of some kind of intelligence sabotage operation /targeting these places,/
the now largely destroyed defense research facility/
was reportedly developing Russia’s newest ballistic missile technology…
muse over考える
また、欧米の主要な安全保障アナリストは、ロシアの2つの
大規模施設が1日に炎上した背景には、積極的な妨害工作が
あるのではないかと考え始めている。
トヴェリの研究施設の火災に関連して先に述べたように、
ロシアではすでにシベリアを含む遠隔地で森林火災が相次いでおり、
これらの火災が政府や産業施設に影響を及ぼす可能性があるが、
モスクワ当局からは木曜日の火災がこれに関連しているという話は出ていない。
このような場所を狙った何らかの諜報機関の妨害工作の可能性も謎を深めている。
現在、大部分が破壊された防衛研究施設は、ロシアの最新の弾道ミサイル技術
を開発していたと伝えられている.
翻訳
Emergency and rescue personnel are on the scene.
The upper floors of the building are said to belong /
to the government’s Central Research and Development Institute/
of Aerospace Defense Troops.
“According to preliminary data,/ the blaze spanned/
across some thousand square meters/
and caused a partial collapse of the roof,” Russian media reports.
The fire had started/ in one of the rooms/ on the second floor/
of the administrative building.”
There have been reports /of an uptick in forest fires /in various parts of Russia, /
but it’s as yet unknown /or unclear the cause behind Thursday’s massive blaze.
翻訳
救急・救助隊が現場に到着した。建物の上層階は、
政府の航空宇宙防衛隊中央研究開発研究所のものだという。
“予備データによると、火災は約千平方メートルに及び、
屋根の一部が崩壊した “とロシアメディアは報じている。
火災は管理棟の2階にある部屋の1つから発生していた。”
ロシア各地で森林火災が増加していることが報告されているが、
木曜日の大規模な火災の原因はまだ不明、あるいは不明である。
スラッシュリーディングで解説すると
スラッシュは以下のところで区切ります。
- カンマ、コロン、セミコロンの後
- 前置詞(in、on、withなど)の直前
- 接続詞(that節、whether節、if、andなど)の直前
- to 不定詞の前
- 疑問詞の前
- 目的語や補語の直前
- 関係詞の直前
- 長い主語の直後
のルールとなります。
このルールをもとに、この英語記事を区切って
みました。このやり方で英語の長文読解を実践して
みると、英語を前から理解する習慣が身に付きます。
英語という言語は、日本語とはまったく違い、前から
理解しないと、スピードにもついていけません。
一方、日本語は後ろに結論がある言語なので、
とにかく、英語を英語で理解していく練習を積み重ねる
ことが大事だと思います。
まとめ
興味のある分野のニュースを用いて英語の学習すると
効率性が劇的に上がります。現在は、今回扱った
ウクライナに関するニュースに世界の注目があつまって
あり、私自身もとても興味があります。
このあたりのニュースは英語のものが圧倒的に多く
英語
英語勉強は、興味のある記事やネタを材料に勉強すると
もっと身についていくと思いますので、ぜひ参考して
みてください。