ブリンケン米国務長官のWiki的経歴と「ロシアに対する警告」英語記事を解説
米国とロシアそしてNATOとロシアのあいでウクライナ情勢
をめぐって緊迫しているようです。
とくい、英語ニュースに登場してくるのがブリンケン国務長官
で、今回はWiki的経歴とともに、ウクライナ情勢をめぐって
ロシアの緊迫状況の英語ニュースを取り上げてスラッシュ・リーディング
で解説してみたいと思います。
ブリンケン国務長官のWiki的経歴は
ブリンケン国務長官は、1962年4月16日にニューヨーク州ニューヨークにて、
ウクライナ系ユダヤ人の銀行家ドナルド・M・ブリンケンと、
裕福なハンガリー系ユダヤ人の娘でソーシャライトのジュディス・フレームの
間の息子として誕生します。。父ドナルドはビル・クリントン政権下で
駐ハンガリー大使を務めています。
ブリンケン国務長官は、ハーバード大学で社会学を専攻し、
その後コロンビア・ロー・スクールで学び、1988年に
法務博士号を取得、その後しばらく法律業務に従事しています。
ブランケン国務長官はロシアを警告
The U.S. and Germany’s top diplomats / issued a joint warning to Russia
ahead of high-level security talks / in Europe next week,
/pledging “massive” economic consequences /
if Vladimir Putin proceeds with an invasion of Ukraine.
米国とドイツのトップ外交官は、来週欧州で開催される
ハイレベル安全保障会議を前に、ロシアに対して共同で警告を発し、
プーチン大統領がウクライナへの侵攻を進めるなら「
大規模な」経済的影響を与えることを約束した。
With Russia massing troops /on the Ukrainian border /
and questions swirling about how far Germany is prepared
to go to deter Putin, /Secretary of State Antony Blinken /
and new German Foreign Minister Annalena Baerbock /
presented a united front at their first press conference /
together in Washington.
President Biden told Putin last week /that there are two paths for dealing/
with the Ukraine crisis —/ a path of “diplomacy” or a path of “deterrence,”/
which would entail sanctions and more military support to NATO’s eastern flank.
ロシアがウクライナ国境に兵力を集結させ、ドイツがプーチンを
どこまで抑止できるのかという疑問が渦巻く中、アントニー・ブリンケン国務長官
とドイツのアナレーナ・バーボック新外相は、ワシントンでの初の
共同記者会見で一致した姿勢を示した。
全体像が見えてきた。バイデン大統領は先週、プーチンに対し、
ウクライナ危機への対処には、「外交」の道と、制裁と
NATOの東側への軍事支援強化を伴う「抑止」の道とがあると述べた。
Top U.S. and Russian officials/ will meet on Jan. 10/
for a “strategic stability dialogue,”/ which Blinken said would only cover bilateral issues.
That will be followed by meetings of the NATO-Russia Council on Jan. 12 /
and the Organization for Security and Cooperation on Jan. 13.
Russia has stressed /that it needs to see “concrete” and swift results/
in response to its security demands,/ which include legal guarantees /
that NATO will not expand to the east.
What they’re saying:/ “I believe that /if Russia is serious/
about pursuing diplomacy and de-escalation, /
that there are things that all of us can do relatively quickly /
to build greater confidence and to reduce some of the concerns
that we have,” Blinken said at the press conference.
米ロ首脳は1月10日に「戦略的安定性対話」を行うが、
ブリンケン氏によると、この対話では二国間問題しか扱わない。
その後、12日にNATO・ロシア理事会、13日に安全保障協力機構(OSC)
が開かれる。
ロシアは、NATOが東方へ拡大しないことの法的保証を含む安全保障上の
要求に対し、「具体的」で迅速な結果を見る必要があると強調している。
彼らの言い分 「ロシアが本気で外交と非エスカレーションを追求するならば、
より大きな信頼を築き、我々が抱く懸念を軽減するために、我々すべてが
比較的早くできることがあると信じている」とブリンケン氏は記者会見で述べた。
It’s very hard /to make actual progress in any of these areas /
in an atmosphere of escalation and threat, /with a gun pointed /
to Ukraine’s head,” he added.
Blinken condemned Russia’s “false narrative”/ that Ukraine is seeking /
to provoke a conflict, telling reporters:/
“That’s a little bit like the fox saying /it had no choice but to attack the henhouse/
because somehow the hens presented a threat.”
Blinken and Baerbock were both asked repeatedly/
about Nord Stream 2, a controversial pipeline /
that would circumvent Ukraine and deliver Russian gas directly to Germany.
「ウクライナの頭に銃を突きつけ、エスカレートと
脅迫の雰囲気の中で、これらの分野のいずれにおいても
実際の進展を図ることは非常に困難だ」と付け加えた。
ブリンケン氏は、ウクライナが紛争を引き起こそうとして
いるというロシアの「誤ったシナリオ」を非難し、記者団に
こう語った。「それは、鶏が脅威だから鶏小屋を襲うしか
なかったと言う狐のようなものだ」。
ブリンケン氏とバールボック氏は、ウクライナを迂回して
ロシアのガスを直接ドイツに送るパイプライン
「ノルドストリーム2」について何度も質問された。
The Biden administration opposes the pipeline and views it/
as a potential geopolitical weapon,/ but opted not to impose sanctions last spring
to block its completion,/ citing the need for good relations with Germany.
“Some may see Nord Stream 2/ as leverage that Russia can use against Europe;/
in fact, it’s leverage for Europe/ to use against Russia,” Blinken argued.
He said it would be “difficult”/ to see the pipeline becoming operational/
if Russia renews its aggression toward Ukraine.
Baerbock opposed Nord Stream 2 on Germany’s campaign trail,/
but now governs in a coalition/ whose leading party supports the pipeline.
She said the new German government wants to take “effective measures” /
on Nord Stream 2/ if Russia invades Ukraine,/ but did not specify/
whether the project would be suspended.
What to watch: As Europe’s biggest economic power/
and Russia’s second-largest trade partner,/ Germany plays a crucial role/
in managing EU-Russia relations. It’s not yet clear/
what the new government’s approach to the Kremlin will be.
バイデン政権は、このパイプラインに反対し、地政学的な武器に
なると考えているが、ドイツとの良好な関係の必要性を理由に、
昨年の春、完成を阻止するための制裁を行わないことを選択した。
Blinken氏は、「Nord Stream 2を、ロシアがヨーロッパに対して
使える武器と見る人もいるかもしれないが、実際には、ヨーロッパが
ロシアに対して使える武器だ」と主張した。ロシアがウクライナへの
侵略を再開すれば、パイプラインが稼働することは「難しい」と述べた。
バールボック氏はドイツの選挙戦でNord Stream 2に反対したが、
現在はパイプラインを支持する政党を中心とする連立政権に属している。
彼女は、ロシアがウクライナに侵攻した場合、ドイツの新政権は
Nord Stream 2について「効果的な措置」を取りたいと述べたが、
プロジェクトが中断されるかどうかについては明言を避けた。
何が注目されるか 欧州最大の経済大国であり、ロシアにとって
2番目に大きな貿易相手国であるドイツは、EUとロシアの
関係を管理する上で重要な役割を担っている。
新政権がクレムリンに対してどのようなアプローチをとるかはまだ明らかではない。
Secretary Blinken condemned Russia's "false narrative" that Ukraine is provoking a conflict, saying at a press conference: "That's a little bit like the fox saying it had no choice but to attack the henhouse because somehow the hens presented a threat." https://t.co/oS2rx2A9ED
— Zach Basu (@zacharybasu) January 5, 2022
スラッシュリーディングで解説すると
スラッシュは以下のところで区切ります。
- カンマ、コロン、セミコロンの後
- 前置詞(in、on、withなど)の直前
- 接続詞(that節、whether節、if、andなど)の直前
- to 不定詞の前
- 疑問詞の前
- 目的語や補語の直前
- 関係詞の直前
- 長い主語の直後
のルールとなります。
このルールをもとに、この英語記事を区切ります。
このやり方で英語の長文読解を実践して
みると、英語を前から理解する習慣が身に付きます。
英語という言語は、日本語とはまったく違い、前から
理解しないと、スピードにもついていけません。
一方、日本語は後ろに結論がある言語なので、
とにかく、英語を英語で理解していく練習を積み重ねる
ことが大事だと思います。
まとめ
今回は、今世界の懸念材料のひとつである
ウクライナ情勢をめぐってのブランケン国務長官
のAxiosの記事をとりあげました。
英語勉強は、興味のある記事やネタを材料に勉強すると
もっと身についていくと思いますので、ぜひ参考して
みてください。