リエゾンが英語リスニングの習得を左右する!
英語リスニングのポイントはリエゾンを理解しているかどうかです。
リエゾンとはある法則をもって言葉つなげる英語の法則です。
これは日本語にはまったく概念のないリズムと発音であり、日本語で
育った日本人の英語のリスニングにもっとも大きな支障となる
ものです。
そこで先ずは、リエゾンの基本ルールです。
Contents
リエゾンの基本ルール
1.子音+母音はリンキング(連結)する。
2. 似た子音同士はリンキングする
3. 語末の「t / d / k / p」は消えやすい
4. アクセントのない子音も消えやすい
5.「t」がラ行になる
6. 消失してさらに連結するパターン
7.頻出表現は1つの単語として発音される
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「an」「as」は、熟語・イディオムになりやすいので、リンキングになる
have an idea(ハヴァナイディア)
as⌒soon⌒as (アッスーナズ)
「have」も頻繁に使うので、「ve」が後ろの音とよくリンキングします。
「one⌒of⌒代名詞」も1つの単語であるかのように発音されます。
one⌒of⌒our family (ワノヴァー)
「wind⌒an(d) sky」のような「A and B」も、1つの単語として認識されるので、早く発音されます.
you an(d) me
John⌒an(d)⌒I (ジョンアンナイ)
他の混合型。
何度聞いても違いの分からない連結・消失は?
例えば、「I’ll⌒learn」と「I learn」ってほとんど聞き分けられないと思います。
「’ll」の音はかなり聞き取りにくいですね。
「want [wɒnt / wɑːnt / wɔːnt]」と「won’t [woʊnt]」も、単体でしっかり聞き
比べれば何となく分かりますが、会話中に出てくると、どちらの発音も「ウォン」
に聞こえるので、もうどっちか分かんない(笑)
また、上述したように、過去形の「-ed」の「t」音も発音されないことは多いです。
でも、「-ed」がなかったら、過去形か現在形か分からないと思います。
英語を始めた頃、「ネイティブたちはこの違いをどう聞き分けているんだろう?」とずっと
思っていました。
ですが、英語力が上がってくると、文脈とコロケーション(よく一緒に使われる言葉の組み合わせ)
から分かるようになってきたんです。
例えば、「learn」ってあんまり現在形で使わないんです。「学んで身につける、理解する、知る」
という意味の動詞で、過去形、現在進行形、未来形で使われることが多いです。
次に、「wantとwon’t」はそれぞれ、「want to+原形動詞」で「to」の発音が強くなり、
「won’t+原形動詞」の場合、「won’t」の「t」の音は弱く発音されるか、消えやすいです
。ただ、「want + 名詞」とかになると僕はまだちょっとアヤシイときあります(笑)
また、「-ed」が消えるのも、過去か現在かは会話の流れから分かることが多く、
「the other day / a few days ago」などの過去を表す語句を伴うことも多いので、
発音されなくても問題なかったりします。
あえて「~をやりました!」と言いたいときは「did + 動詞の原形」にするので
問題ないです。