英語の5文型を意識することがとても大事である!
日本人には比較的とっつきやすい英語の文法については
英語のペラペラ話すための訓練では、あながち軽視されて
しまう傾向があります。
ところが、この↓の英語の4文型を把握することは英語が
ペラペラになるにはとても重要です。
そこでわかりやすく復習してみたいと思います。
第1文型(SV)
さて4つの主要素が分かった所で、さっそく第1文型から見ていきましょう。
第1文型はとてもシンプルに「S+V」すなわち「主語+動詞」の文章で、「
SはVする」という意味になります。
第2文型(SVC)
第1文型にC(補語)が付いて「S+V+C」「主語+動詞+補語」となった物が
第2文型です。「SはCです」と考えると分かりやすいでしょう。第1文型よりも
より自然な文章が出来、一番利用頻度の高い文型です。
(例)
This is a banana. / これはバナナです。
He is my teacher. / 彼は私の先生です。
You are tall. / あなたは背が高いです。
That car is expensive. / あの車は高いです。
先ほど紹介した通り、補語には名詞か形容詞のみ使えます。例文の上2つは「
an apple」「my teacher」と名詞が補語になっており、下2つは
「tall」「expensive」と形容詞が補語になっています。どちらもS=C
となっているのが特徴です。
第3文型(SVO)
第1文型にO(目的語)が付いて「S+V+O」「主語+動詞+目的語」となった
物が第3文型で、「SはOをVする」という意味になります。第2文型と似て見
えますが、S=Oの関係は成り立ちません。
第4文型(SVOO)
第4文型は、「S+V+O+O」とOが2つ付きます。Vのすぐ次のOが
「間接目的語」で「〜に」という意味、2つ目のOが「直接目的語」で「〜を」
という意味を持ちます。つまり「SはOにOをVする」という意味になります。
(例)
I bought her a present. / 私は彼女にプレゼントを買った。
He gave me flowers. / 彼は私に花をくれた。
He made his son a toy. / 彼は息子におもちゃを作った。
この場合Oは2つ共名詞になりますので、「動詞+名詞+名詞」という形を見れば、
ほぼこの第4文型であると思って良いでしょう。また1つ目のO(目的語)は
「〜に」という意味で、ほとんどの場合「me」「you」「her」など人が入る事が多いので覚えておきましょう。
第5文型(SVOC)
第5文型は「S+V+O+C」「主語+動詞+目的語+補語」で成り立ちます。
この文型のC(補語)はS(主語)ではなく、O(目的語)について説明しています。
CはOについて説明しているので、「O=C」が成り立つ事に注目してください。
よって意味は「Sは(O=C)をVする」です。よって「O+C」を一つの塊として
見てしまうと、第2文型(SはCをVする)と同じ作りになっていると考えられます。
こう説明すると少し難しく感じると思いますので、まずは例文を見てみましょう。
(例)
I make you happy. / 私はあなたを幸せにします。
I call him Tom. / 私は彼をトムと呼びます。
She made me cry. / 彼女は私を泣かせました。
He named his dog Bob. / 彼は彼の犬をボブと名付けました。
上記の例を見ると、「you=happy」「him=Tom」「me=cry」「his dog=Bob」
と「O=C」になっているのが分かりますよね。これが第5文型の特徴です。
第4文型ではO=Oは成り立たないので、ここで見分けてください。
文型がわかれば英語は簡単!
以上5つの基本文型を説明してきましたが、いかがでしたか?実は英語の文章では
どれだけ一文が長くなっても、すべての英文がこの5文型のどれかにあてはまり
ます。この5文型を見分けることが英語がペラペラになる近道となるのです。
まず、S(主語)とV(動詞)を探します。文章の中で一番見分けやすいのがVです。
まずはVが分かれば、そのVを誰が(又は何が)するのかを探せば、それがSになります。
ほとんどの場合Sは文章の最初に出てきて、人や物、名前である事が多いです。
次にV(動詞)の後にC(補語)やO(目的語)があるかどうかを探します。Vの後に
Cがあって「S=C」が成り立てば、「SはCです」という意味の第2文型になります。
Vの後にOがあり「S≠O」であれば、「SはOをVする」という第3文型となります。
最後にVの後に「O+O」又は「O+C」があるかどうかを探します。Vの後に名詞が
二つ続く場合は「O+O」の第4文型である事が多いです。またVの後に「O=C」が
成り立つ場合は、第5文型となります。
このように英語の文型を見分けることがなぜ大事なのかといえば、英語は文節で構成されて
おり、それを見分ければ、自然にリスニングからリーディングまで自然に耳
や頭にはいってくることが可能になるからです
これは意識していけば自然と身についてくるので、是非ともがんばりましょう!